格安スマホのデメリットをまとめてみた – 知っておきたい12のポイント

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格安スマホデメリットをまとめてみた。格安スマホに乗り換えたいと考えている方にとって気になるのは、格安スマホデメリットだと思います。格安スマホは大手キャリアと比較すると設定や料金、料金支払い等でわかりにくいポイントがいくつかあり、乗り換える前にこれらを理解しておく必要があります。

格安スマホデメリットをきちんと理解した上で、格安スマホに乗り換えましょう。今回は格安スマホのデメリットをまとめました。

格安スマホのメリットを知りたい方はこちらの記事を参照にしてください。
https://smartphone0.net/archives/260

1.キャリアのメールアドレスがない

大手キャリアから格安スマホに乗り換えるデメリットの1つ目は「メールアドレス」です。ドコモでは@docomo.ne.jp、auでは@ezweb、ソフトバンクでは@softbank等のキャリアから配布されているメールアドレスを使うことができます。

しかし格安スマホはメールアドレスのサービスは基本的にはありません。乗り換えるデメリットの大きなポイントの1つが、このキャリアメールアドレスがなくなってしまうことだと思います。他社に乗り換えると、今まで使っていたアドレスを継続して使用することはできません。

最近では、キャリアのメールアドレスが使える格安スマホ会社もあります。UQモバイル、Y!モバイル、Nifmoの3社はキャリアメールのアドレスを利用者が使えます。

UQモバイルは元々はKDDIの子会社であり、au系列の会社です。@uqmobile.jpのメールアドレスが使用できます。ワイモバイルはソフトバンク系列の会社であり、@ymobile.ne.jpのメールアドレスが使用できます。ニフモでは@nifty.comおメールアドレスが使用できます。

2.相談窓口が少ない

格安スマホのデメリット、2つめは相談窓口とカウンターサービス窓口の少なさです。ドコモ、au、ソフトバンクでは路面店やモール内店舗があるので、すぐに対応してもらえるのですが、格安スマホ会社のほとんどは店舗での営業を行っておらず、インターネットでの受付サービスで完了する会社が多いのが現状です。

格安スマホ会社の多くは、スマホの故障や紛失、操作方法などを聞きたいときは、インターネットを使ってのオンラインチャットやメールで行います。格安スマホ会社の中でも一番の店舗数があるのはワイモバイル、最近ではUQモバイルも店舗数を増やしています。

イオンモバイルでは全国のイオン内のイオンモバイルで新規受付や相談をおこなっています。TONEモバイルでは、TSUTAYA店内でTONEモバイル店舗を取り扱っているので、常駐スタッフに契約や相談等が行えます。

楽天モバイルやmineoなども店舗をオープンしているので、格安スマホを安心して利用できます。

3.キャリア決済ができない

キャリア決済とは、さまざまな代金をまとめて支払うことができるサービスのことです。大手キャリアではこの決済サービスを行っており、利用したことがある方も多いと思います。ドコモは「ドコモケータイ払い」、auは「auかんたん決済」、ソフトバンクでは「ソフトバンクまとめて支払い」というものですが、格安スマホではキャリア決済が行えないのが実情です。

例えば「Google Play」の有料アプリを購入しようとした時に、キャリア決済を有効にすると表示されます。これをタップすればキャリアでの決済ができるのですが、格安スマホでは行えません。格安スマホで有料アプリや音楽などの購入を行うときには、あらかじめクレジットカードを登録しておく必要があります。

4.通話料金が高め

格安スマホの通話料金は、どの会社でも30秒で20円程度の通話量がかかります。毎日3分ほど通話すると、40円×3分×30日=3600円程度の通話料金がかかることになり、大手キャリアで提供しているかけ放題プランが2700円ということを考えると少し割高ともいえます。

通話をしなければ通話料は0円なのですが、やはり通話しなければいけない状況になることもあるでしょう。格安スマホを通話用にも使いたいという方には注意が必要です。

通話を主に使いたのであれば、かけ放題プランに加入することをおすすめします。大手キャリアでは一般的となっているかけ放題プランですが、格安SIM会社でもサービスを行っています。

OCNモバイルONEでは、10分までかけ放題の定額プランを提供しています。OCNモバイル ONE 音声対応SIMに申し込んだ方は10分かけ放題のオプションを利用することができます。
料金は918円(税込)で、毎月の通話料金が割高な方にはおすすめなオプションです。


5.緊急地震速報が受信できない

格安スマホは緊急地震速報に対応しているの?これは端末によって対応しているものもあれば、対応していないものもあります。ドコモやau、ソフトバンクではエリアメールや緊急速報等で配信されていますが、格安スマホでは対応機種が限られています。格安スマホ購入前に事前にしらべておいたほうが良いと思います。

もし未対応であれば、防災情報のアプリをインストールしておくことをおすすめします。
Yahoo!防災速報(Android版)
Yahoo!防災速報(iOS版)
ゆれくるコール(Android版)
ゆれくるコール(iOS版)

6.Jアラートが受信できない

Jアラートとは国が発信する「日本に向けた弾道ミサイル発射情報」のことです。格安スマホ各社のスマートフォンでは、Jアラートを受信できないことがあります。(SIMフリーiPhone 5c/5s以降の機種は受信可能)

格安スマホでJアラートを受信するには、専用アプリを自身でインストール必要があります。Jアラートを受信できるアプリは「Yahoo!防災速報」です。上記の緊急地震速報はもちろん、弾道ミサイル発射情報も通知してくれます。

7.通信速度がキャリアと比較すると遅い

格安スマホの通信速度は、ドコモやau、ソフトバンクと比較すると遅めです。大手3キャリアの通信速度はおよそ20~30Mbps。格安SIM会社は10Mbps、もしくはそれ以下の通信速度と言われてます。

ワイモバイルUQモバイルは例外で、それぞれソフトバンク回線、au回線を使用しているので、大手キャリアと遜色ない通信速度を維持しています。格安SIMで動画再生メインで使おうと思っている方は特に注意が必要です。

8.年齢認証ができない&LINEのID検索が利用できない

多くの人が使っている「LINE」。知り合ったばかりの人とLINE交換を行おうとした場合、LINEのID検索からIDをみつけだして、友人登録する方も多いと思います。LINEでID検索を利用する場合、年齢認証を行う必要があります。

年齢認証とは契約者本人確認のための「年齢認証」というものがあります。格安SIMでは「年齢認証」を行うことができず、年齢認証が必要なLINEのID検索が利用できません。LINEのID交換を行うには友人と直接会い、その場でふるふるやQRコードでの追加登録を行う必要があります。

ただし例外もあります。LINEモバイルでは、年齢認証サービスが利用可能で、LINEのID検索を行うことができるので非常に便利です。今までデメリットとなっていた、格安SIMでのLINEのID検索。LINEモバイルであれば解決できます。

9.スマホの通信設定が必要

大手キャリアでスマホを購入した場合は、スマホの通信設定は自動で行われますが、格安スマホを購入してもすぐに通信を利用できるわけではありません。格安スマホ&格安SIMでは「APN」という通信接続設定を行う必要があります。

APN設定は、契約会社の説明書に記載されているアドレスやコードの接続情報を自分で設定していきます。少し面倒くさいのですが、それほど難しい設定ではありません。Android端末の場合は、設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名 で入力していきましょう。

iPhoneやiPadでは主導でのAPN設定ができないので、契約した格安スマホ or 格安SIM会社のAPN情報が記載されたプロファイルが、各社サイトから配布されています。プロファイルをダウンロードしてインストールすると、通信できるようになります。

10.スマホの性能は大手キャリアと比較すると低めのものが多い

格安スマホは格安という名の通り、キャリアのスマホと比較すると価格が安く設定されています。機能的にはミドルスペックと言われる標準的なものが多く、インターネットを使ったり、アプリを使ったりを普通に行えるものが多いのが特徴です。エントリーモデルと言われる必要最低限の機能だけを備え、低価格を求めるユーザーのニーズに答えたスマホも販売しています。

ドコモやau、ソフトバンクでは、高スペックと言われるスマホを多く取り揃えており、高画質で大型のディスプレイ、高画質のカメラ、内部チップも最新のものと、さまざまな用途に使用できるスマホを取り扱っています。

普段使いのスマホで良いなら格安スマホは最適なのですが、高容量で高画質のゲームをプレイしたい、とにかくサクサクとスマホを使いたい、カメラ品質にもこだわりたい等と考えているのであれば大手キャリアのものがいいのかもしれません。

しかし格安スマホ会社でも高スペックなスマホも取り扱っています。価格は5万円以上が高スペックのものとなり格安とは言えませんが高性能なスマホも入手することができます。

11.テザリングができない

テザリングとはスマホを無線ルーターの代わりにして、他の機器をインターネットにつなぐことができる機能のことです。テザリング機能を使うことで、手持ちのタブレットやニンテンドー3DSなどのゲーム機器もインターネットに接続することができます。

使わなくなったスマホもテザリングで接続することにより、ネットにつなぐことができます。便利なテザリング機能ですが、格安SIMでは注意が必要です。ドコモのスマホにドコモ系の格安SIMを入れた場合もテザリングを行うことができません。ドコモのSIMロックが解除されている機種でも使えません。au系の格安SIMの場合は、iPhoneではテザリングを行うことができません。SIMフリーのiPhoneでも利用できません。

格安スマホでテザリングを行うには、SIMフリーのAndroidスマートフォンを購入し、ドコモ系の格安SIMを使う。iPhoneであれば、iOS8以降のiPhoneを使いましょう。

12.クレジットカード決済がほとんど

格安スマホの本体料金や使用料金の支払い方法は、ほとんどの会社ではクレジットカードのみとなっています。クレジットカードを持っていない方にとっては、格安スマホを使いたいと思っても使うことができないという人も多いです。唯一、クレジットカードではなく口座振替で格安スマホが使える会社があります。「楽天モバイル」です。



楽天モバイルはクレジットカードが不要で料金を支払うことができます。口座振替またはデビットカード(制限あり)での支払いに対応しています。ただし口座振替手数料として月額100円かかります。デビットカードは楽天銀行とスルガ銀行のデビットカードのみが対応しています。

クレジットカードをお持ちでない方は、楽天モバイルで端末を購入し、口座振替で利用料金の支払いを行うのが良いです。

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