2019年4月から政府主導の「分離プラン」が義務化されます。分離プランとは通信料金と端末代金を分けるプランで、ドコモでは最大4割の値下げを行うと明言しています。
今回問題になっているのは現割引プランの「docomo with(ドコモウィズ)」と「月々サポート」です。この2つはドコモのサービスの軸となる割引プランで、多くのドコモユーザーも利用しています。
この2つの割引サービスが分離プランがスタートすると廃止されると言われています。
ドコモウィズ・月々サポートとは？
ドコモウィズとは、ドコモの指定端末を購入すると毎月1500円、永年に割り引かれるサービスです。
詳しくはこちら→ドコモウィズとは？
月々サポート（月サポ）とは、ドコモでの購入日の翌月を1か月目とし、最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月のご利用料金から割り引くサービスです。
この2つの割引サービスを活用することで、スマホの月額料金を大きく下げることができました。月々サポートは端末の購入補助となる役割を果たしており、近年高額になっていくスマホ本体の代金を実質的に安く購入できるようになっています。
分離プランとは？
分離プランは「契約継続を条件とする端末購入補助」と「端末購入を条件とする通信料金の割引」を禁止するものです。
これはドコモが行っている「docomo with」「月々サポート」に該当するもので、分離プランが義務化されるとこの2つは廃止になるといわれています。
現在ドコモが盛んにおこなっている「端末購入サポート」というものがあります。端末購入サポートとは13カ月の契約継続を条件として、端末代金を割り引きますよというサービスです。
今月(3月)はiPhone 8やGalaxy S9が端末購入サポート入りして、今まで乗り換えでしか安く買えなかったようなこれらのハイエンドモデルと言われるスマホをかなりお安く購入できるようになっています。（この2機種を機種変更で一括0円で購入できる量販店がでてきています）
この「端末購入サポート」も分離プランの禁止事項に当てはまるので、4月以降は廃止になるのではないかと言われているんです。
分離プランになるとどうなるのか？
分離プランがスタートすることで、スマホの通話料金や通信料金が現行よりも約4割値下げされます。一見、スマホ料金がかなり安くなると思われがちですが、月々サポートが廃止されることで、スマホの機種代金を満額で支払うことになるというわけです。
機種代金が満額で支払うことにより、たとえ通話通信料金が値下がったとしても、現在とあまり変わらない、むしろ料金が高くなるとの懸念があるのです。
現在「docomo with」「月々サポート」を使っているユーザーは、そのサービスは分離プラン義務化後も継続して割引サービスを受けられます。
ドコモではユーザーに4000億円還元していく方針ということを明言しています。現在の割引サービスよりも、より安くスマホを購入、使用できるのではないかという期待感があります。
とは言え、2019年4月に分離プランがスタートしない限りは、現在のところなにもわからないという状況ではあります。
ドコモは来月にも分離プランに関する新料金プランを発表する予定のようです。分離プランにより、スマホ料金は今までより高くなるのか安くなるのか、現在のところ何とも言えないのですが動向を見守っていきましょう。