機種変更応援プログラムプラスのデメリットを解説します。ドコモショップやドコモ取り扱い店、オンラインででiPhoneを購入する場合「機種変更応援プログラムプラス」に加入するかどうかを必ず聞かれます。前回、このプログラムがどのくらいお得なのかを検証してみました。
前回の記事はこちら
一見、メリットがとても多いサービスの気がしますが本当にそうなのでしょうか。今回は機種変更応援プログラムプラスのデメリットは何なのかを検証します。デメリットを考えたうえで、このサービスのお得さが明確に見えることがわかりました。
機種変更時に旧機種は回収される
機種変更応援プログラムプラスに加入すると、機種変更時に旧機種を正常な状態で回収(返却)することが条件となっています。旧機種の回収条件はいくつかあるので確認します。
・旧機種が正規店で購入されたものであり、その購入において不備・不正や携帯電話機購入代金の未払いがないこと。
・旧機種に故障、水濡れ、著しい外観破損、画面割れがないこと(店頭で確認をさせていただきますので、電池パックを装着した状態でお持ちください)。
・旧機種に記録されているメモリ・データが消去できること(一切のデータはお客様ご自身の責任で消去していただきます)。改造していないこと。
・申込者が旧機種の所有権を有していること。
この上記4点を守ることが必要となります。機種変更する理由が毎回故障や破損が原因な方は、機種変更応援プログラムプラスに加入したら大切に機種を使う必要があります。
機種変更応援プログラムプラスがデメリットにならない理由
機種変更応援プログラムプラスは機種変更時に旧機種が回収されるというデメリットがあります。これは本当にデメリットと言えるのか考えてみます。
iPhone 8は13か月目で機種変更すると40000円のdポイントをもらうことができます。
iPhone Xは13か月目で機種変更すると60000円のdポイントをもらうことができます。
現時点での新型iPhoneを1年間利用しただけで、40000円、もしくは60000円のポイントしかもらえないのは大きなデメリットと言えるかもしれません。しかしドコモには「下取りプログラム」というものがあります。このプログラムの方がポイント還元よりも高い価格になっていれば、下取りプログラムを適用すれば良いということになります。
まとめると、1年後にiPhone 8の64GBを4万円以上で下取りしてもらえる、もしくはその価格以上で売ることができる手段があれば、機種変更応援プログラムプラスを利用せずに、それらの方法を使えば良いということです。
仮に4万円以下の価格でしか売れない場合であれば、機種変更応援プログラムプラスを利用して、新型iPhone(iPhone 9やiPhone Xs)に買い替えれば良いということです。
機種変更応援プログラムプラスは、13か月後にiPhoneがこの価格で売れるのを保証しておきますよ、というものだと認識しておきましょう。つまり加入しないデメリットはない=「とりあえずこのプログラムを使うか使わないにかかわらず、加入しておけばいい!」ということになります。
他社キャリアではデメリットが大きい
他社でも機種変更応援プログラムプラスのようなiPhoneの買い替えプログラムがあります。auでは「アップグレードプログラムEX(a)」、ソフトバンクでは「半額サポート for iPhone」です。
「アップグレードプログラムEX(a)」に関しての記事はこちら
auの「アップグレードプログラムEX(a)」は月額390円の利用料金がかかり、実質4年縛り、毎月割の適用はなしとなります。
ソフトバンク「半額サポート for iPhone」は月額料金は無料、月月サポートは適用となりますが、実質4年縛りとなります。
これらを考えるとドコモの「機種変更応援プログラムプラス」は利用料金は無料で4年縛りはなし、月々サポートの月額割引は適用されるので、とりあえずは加入しておいても損はないということになります。
スマホを購入して13カ月経過したら、このプログラムで受け取れる下取りポイントとドコモが設定する下取り価格を比較することでどちらがお得なのか、どちらのサービスを使えばよいのかを考えられるのが最大のメリットかもしれません。
今まで使っていたiPhoneをどうしても手放したくない!と考えが変わったら、このプログラムを適用せずに使い続ければいいということです。
加入すること自体にデメリットが特になく、自由度が高いドコモの「機種変更応援プログラムプラス」。とりあえず入会しておいて損はないと思います。