ウルトラギガモンスター+を徹底解説 |テザリングや月月割はどうなるの?

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ソフトバンクは8月29日に新サービス「ウルトラギガモンスター+」を発表しました。この新サービスは現状のサービス「ウルトラギガモンスター」よりも、さらに価格を引き下げ、対象サービスを拡充しています。

ウルトラギガモンスター+

現サービスの受付は5日をもって受付を終了、6日からはこのサービスとなります。「ウルトラギガモンスター+」を申し込むにあたって、このサービスはどのようなものなのか?テザリングはできるの?月月割はどうなるの?といった疑問を解決できる内容となっています。
9月下旬にはiPhone 9やiPhone XSが発表発売となります。新機種を購入する前にこの新サービスを徹底解説していきます。

大手キャリアでは初の「カウントフリー」を採用

ソフトバンクが発表した「ウルトラギガモンスター+」の魅力は何といっても、カウントフリーです。カウントフリーとは一部のコンテンツが通信をカウントしない、いわゆる使い放題となっています。格安SIM会社では以前よりカウントフリーのプランを提供していました。

以前このブログでも紹介したLinksMateでもカウントフリーを採用、SNSはもちろん動画やゲームにまで適用されています。

スマホの通信量や通信制限を気にしない!節約する必要もなし!の格安SIM

LINEモバイルではTwitterやインスタグラム、Facebookなどの主要SNSを使っても通信にカウントされないカウントフリープランが提供されています。(ちなみにLINEモバイルはソフトバンクグループです。)

LINEモバイルのメリットとデメリットのまとめ

ソフトバンクがギガノーカウント対象としているサービスは、YouTube、AbemaTV、Tver、Gyao!、hulu、LINE、Instagram、Facebookとなります。ただしデータ量を消費するケースもあるので注意が必要です。

ウルトラギガモンスター+

ギガノーカウント対象外のサービスも、50GBの大容量通信があるので十分に楽しむことができます。

ウルトラギガモンスター+

動画ストリーミングで約220時間も楽しむことができるのはとてもいいですよね。

テザリングでも通信ノーカウントに

ウルトラギガモンスター+に加入すると、テザリングで通信を行ってもギガノーカウント対象のコンテンツは対象となります。テザリングをパソコンやタブレットで利用、YouTubeやTverなどの動画コンテンツを視聴しても、通信はノーカウントということです。つまりスマホをルーター代わりにも使えるということなので、とてもお得です。(テザリングの利用料は月額500円です。)

ギガ使い放題キャンペーンがすごい!

ウルトラギガモンスター+に期間内(2018年9月6日から2019年4月7日まで)加入すると、期間限定で国内で利用の全データが使い放題となるキャンペーンペーンです。え?これは本当なの??と目を疑ってしまいました。国内であれば、インターネットをどれほど使ってもデータが消費されない、本当の使い放題のキャンペーンです。

ただし、一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行うと通信速度が制限されると記載されてあります。普通に使っている分には何の問題もなさそうですね。使い放題の期間終了後は、指定サービスのみ(ギガノーカウント)の対象となります。

ウルトラギガモンスター+

ウルトラギガモンスター+を利用した場合の料金

ウルトラギガモンスター+を契約した場合の月額料金を計算してみました。

・1人の場合の月額料金
データ定額50GB+:5980円
通話基本プラン(2年契約):1500円
1年おトク割(12か月間):-1000円
おうち割 光セット:-1000円
合計:5480円

ソフトバンクの契約者が1人の場合はみんな家族割+のサービスは適用されません。機種を購入した場合は1年おトク割(12か月間)が適用となり、月額1000円割引されます。

・4人以上の場合の月額料金
データ定額50GB+:5980円
通話基本プラン(2年契約):1500円
1年おトク割(12か月間):-1000円
おうち割 光セット:-1000円
みんな家族割+:-2000円
合計:3480円

契約者が2人からは家族割+のサービスは適用されるようになるために、1人あたりの料金が500円づつ安くなるということになります。2年目からは1年おトク割が切れるので、月額料金は1000円上がります。そしてポイントなのが「おうち割 光セット」です。

これは別途で固定通信を契約する必要があります。これを契約していないと1人でも家族でも+1000円、月額料金が上がるということになります。

受付開始日と適用日

ウルトラギガモンスター+の受付開始日は、新規・乗り換え・機種変更ともに2018年9月6日から。プランの変更は2018年11月1日から受け付け開始予定となっています。機種変更とプラン変更でウルトラギガモンスター+に加入した場合、適用されるのは翌月からとなります。新規や乗り換え時に申し込んだ場合は、当日から適用となります。

ウルトラギガモンスター+のデメリット

ウルトラギガモンスター+にはいくつかデメリットもあります。サービスを契約する前に理解しておいてほしいものもあるのでご参照を。

月月割が適用されない

ウルトラギガモンスター+は2年契約プランの場合、端末購入による割引、いわゆる月月割が適用されない「分離プラン」となっています。月月割が適用されないことで、支払いの総額は従来の支払額とほぼ同じではないのか?と考えてしまうのですが、計算上は従来と同等かお得な設定となっているということです。

ユーザー側としては、やはり端末割引の月月割がついてほしいと考えますよね。9月には新型iPhoneが発表発売されると言われています。新型iPhoneを分割または一括価格で購入することはユーザーにとって、少なからずも負担があるということです。できれば月月割をつけてほしかった!

対象サービスが少なめ?

ウルトラギガモンスター+のギガノーカウント対象を見てみると、あれ?SNSでよく使われるアレがない!と感じた方も多いはず。そうです、Twitterです!ウルトラギガモンスター+のサービス対象からTwitterは外れています。(理由はよくわからず)動画サービスを見てみると、NetFlixやニコニコ動画、楽天TV、Amazon Primeなどの主要動画サービスは入っていません。ただし対象サービスは順次拡大するということ、50GBの通信容量で約220時間ものストリーミングを視聴できるそうなので、デメリットは微笑かもしれません。

データの繰り越しができない

ウルトラギガモンスター+、データ繰り越しができません!旧プランのウルトラギガモンスターでは繰り越しができたのですが、新プランでは残念ながらできないようです。家族割を適用、家族が多ければ多いほど通信量の消費は多いと思うのですが、1人で使うにはあまりに多すぎる通信量。ギガノーカウントのアプリも多いので、できれば繰り越しできるようにしてほしかったですよね。

ちなみに、50GBを使い切ると月が変更になるまで速度制限がかかります。これは通常の場合と同じですよね。しかし、ギガノーカウント対象のサービスを使う場合は速度制限がかからないようです。これはうれしい!

1人だとお得感が薄い

ウルトラギガモンスター+に加入した場合、「1年おトク割」「おうち割 光セット」「みんな家族割+」の3つの月額料金が適用になります。その中で注目したいのが「みんな家族割+」です。家族2人で500円、3人で1000円、4人以上で月に2000円の割引を受けられます。家族、もしくは同居しているパートナーや友人、シェアハウスの仲間と家族割を組むと月額料金が安くなるのですが、1人で使う場合は割引をうけることができません。

デメリットと言えるかどうかなのですが、このサービスを利用仕様と考えている方は、家族や友人と使うのがお得と言えます。

ウルトラギガモンスター+のポイント

ウルトラギガモンスター+はさまざまなメリットやデメリットがあることがわかりました。それぞれのポイントをまとめてみると・・・

・ギガノーカウント(カウントフリー)の対象が通信を消費することなく使い放題
・テザリングでもノーカウント(ただしテザリング料金は月額500円)
・月月割が適用されない
・機種を購入すれば12か月間月額1000円割引
・家族や同居人と家族割を組むとお得
・ギガ使い放題キャンペーンがすごすぎる

ウルトラギガモンスター+のギガノーカウントのサービスは本当に良いですよね。YouTubeで動画をみてしまうと、ギガを消費しすぎてしまい、月初なのに速度制限がかかって視聴できないという方も多いと思います。

動画視聴をスマホの通信で行っている方にとっては、この上ないサービスと言えます。しかし「月月割」が適用されない、、、その結果、月額料金が上がってしまうということを考えると少し厳しいかなと思います。

9月下旬にはiPhone9の発売も控え、端末を分割で支払った場合、月額料金が1万円を超えるかもしれません。とはいえ、新型iPhone発売でソフトバンクも何かしらの新施策を新たに考えているとは思います。政府の料金引き下げ要求もある中、新型iPhone発売後のソフトバンクにも注目していきたいですね。

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